大阪市・安居神社

真田幸村ゆかりの神社

大阪市天王寺区に位置する安居神社は、真田幸村ゆかりの神社として有名で、真田幸村のファンが今でも訪れる地となっています。
真田幸村は、大坂夏の陣において奮闘しましたが、思い及ばず無念の死を遂げます。
その戦死の場所が、この安居神社だとされているのです。
今でも、この武と知において大変秀でた武将を称え、その霊を慰めるため、日本各地から千羽鶴などの奉献品があるほどです。

安居神社に関する歴史をひもといてみると、日本最古の寺の一つに数えられる四天王寺と同じ頃に建立されたようで、日本でも有数の歴史を持つ神社となっています。
この神社がある周辺は、四天王寺や一心寺など、古い歴史を持つ寺社がいくつも並んでいて、いかに昔からこの場所が重要視されていたかが分かります。

学問の神様を祀る神社

安居神社は、真田幸村という勇ましい武将と関わりのある神社ですが、同時に学問の神様を奉っていて、知においても縁起のある神社です。
安居神社の祭神の一つは、菅原道真で、歌を詠うことや学問一般において大変優れた記録を残したことから、現在でも智恵を与えてくれる神様として崇拝されています。
そのため、受験シーズンなどには、試験合格の祈願をする学生や、その親たちの姿を見ることができます。

この神社は比較的こじんまりとしていて、静かな雰囲気がありますが、いろいろな神事が行われていますし、前述のような歴史的背景を持っていますので、歴史好きのファンや神社巡りをする人たちの間で有名なのも特徴です。
また、地元の子どもたちが遊ぶところとしても昔から親しまれていて、地元の人との距離が近いのも魅力的なところです。

歴史を思い見ながら境内を歩いてみる

この安居神社の魅力は、なんと言っても前述のように、歴史上の出来事を思い起こしながら、境内を回れることです。
大阪夏の陣で破れた豊臣方の真田幸村が、この神社にたどり着いた時の様子を思い浮かべながら、どこから境内に入ってきたかをたどりながら、同じ道を歩くことができます。

また、境内にはさなだ松という木があります。
言い伝えでは、この木に寄りかかって真田幸村が休憩を取ったと言われていますので、その木に触れつつ、その時の様子を思い返すのも良いでしょう。
そして、真田幸村にまつわる話によく出てくる抜け穴伝説の基になったと思われる場所もありますので、その伝説が真実かどうか、自分なりに考えてみるのも楽しいでしょう。

このように、安居神社は、こじんまりとしていて、たくさんの観光客が訪れる神社とは言えませんが、歴史好きにはたまらない場所です。
事前にこの神社にまつわる話を復習して行くと、さらにこの場所の良さを知ることができて、十分楽しめるでしょう。