大阪市・四天王寺

日本最古の寺の一つ、四天王寺

6f26bf0aece4d5c07470338e2aa8aa0a_s日本には、歴史の早い時期から仏教が入っていて、日本の歴史は仏教とともにあったと言っても過言ではありません。
そのため、日本全国に無数のお寺があり、その歴史も古いものばかりです。
その中でも、この四天王寺は、日本最古の寺として、日本仏教の歴史に欠かせない存在となっています。

その昔、蘇我氏と物部氏の戦いがあった頃、聖徳太子によって創建されたのがこの四天王寺だとされています。
聖徳太子は、たくさんのお寺を建てたという言い伝えもありますが、実際にちゃんと創建を行ったのは、奈良の法隆寺とこの四天王寺だけだとされていて、四天王寺がいかに由緒正しいお寺であるかということが分かります。

数々の災難に遭いながらも時代を越えて大きな役割を果たしてきた

奈良の法隆寺は、大変古い歴史を持ち、その建物自体を含め、たくさんの歴史的な文化財を保存しています。
しかし、こちらの四天王寺は度々ひどい災難に見舞われて、建物や貴重な品々が失われてしまいました。

落雷や火災といった自然災害に加えて、本願寺攻めによって消失したり、大坂冬の陣による攻撃によって破壊、消失されたりするなど、戦争による被害にも遭ってきました。
こうした災難によって、建造物や収蔵していた様々な宝物をことごとく失ってきたものの、その度に時の権力者や、寺を重要視する庶民たちの活動によって再建がなされ、現在に至るまで存続してきました。

そして、仏教の一つの中心地として、また人々の心のより所として、大きな役割を果たしてきたのです。
また、度重なる災難にもかかわらず、いくつかの文化財は生き残っていて、鳥居を始めとするいくつかの建造物が、文化的に貴重であるとして重要文化財に指定されています。
また、平安時代の絵画が残っていて、国宝に指定されているというのも注目です。
こうした文化的な面での貢献も大きなものがあります。

季節によって異なる美しい顔を見せてくれる境内

四天王寺の境内は、広い敷地を有していて、自然も豊かですので、とても美しい風景が広がっています。
木々も様々な種類がありますので、季節によって紅葉や桜など、異なった顔を見せてくれるのが魅力です。

庭園も設けられていて、和の美しさを存分に楽しめる造りとなっています。
この美しさを味わうために、遠くから来る人もいて、いつも多くの人で賑わっています。
また、お寺は24時間開放されていますので、参拝を自由にすることができますし、夜の時間にはライトアップもされて、心奪われる美しいお寺の様子を見ることができます。

四天王寺は、日本最古のお寺として重要な役割を果たしてきましたので、仏教の歴史を振り返るためにも、一度訪れてみると良いでしょう。