箕面市・西江寺

1,300年を超す歴史を持つお寺

西江寺は、箕面滝の近くに位置するお寺で、長い歴史を持ちます。
その昔、箕面滝や箕面山は修行の場所として有名で、多くの人が山にこもっていました。
西江寺の開祖となった役行者も、この山において修行を積んでいて、ある日輝く光とともに大聖歓喜天が現れるのを見ます。
こうした出来事から、この場所に西江寺が建てられ、時代を通じて人々の崇敬を集めるようになったのです。

現在でも、地元の人々から愛され、「聖天さん」という愛称で呼ばれています。
とりわけ、この開山のきっかけとなった大聖歓喜天は、安全や夫婦円満の神様として、家庭を守るご利益を持っていますので、多くの人が家族の平和を求めて、お寺へ訪れます。

また、この西江寺では大黒天も祀られています。
大黒天は打ち出の小槌を持っていることからも分かるように、商売繁盛や幸福の神様として崇められていて、福々しい姿が印象的です。

魅力的な祭りがいくつも行われるお寺

西江寺では、一年を通して様々なお祭りが開催されています。
その中には、天狗まつりなどのユニークなものもあって、人々の注目を集めています。
この天狗祭りとは、10月中頃に行われるもので、江戸時代にはすでにこの祭りが行われていたという記録がありますので、昔から伝わる祭りであると言えます。

天狗が子どもたちを追いかけるという催しが行われ、邪気を払い、健やかに暮らせるようにするという目的を果たします。
また、男の子が天狗につかまって叩かれると、健やかで知的な大人になれるという信仰がありますし、女の子が叩かれると問題なく子どもを持てるようになるという言い伝えがあります。
このように、子どもの健やかな成長を願って行われるのが、天狗祭りなのです。

独特の祭りも開催される

さらに、蟲供養が行われることも、西江寺の特徴です。
ここで言う蟲とは、昆虫だけでなくすべての動物を指していて、自然への感謝を示すための祭りとなります。
動物たちをねんごろに供養することで、自然の中で活かされているという謙虚な気持ちを持つことができるのです。

この蟲祭りは10月始めに行われますが、供養のための儀式だけでなく、句会や茶会、雅楽の演奏などが行われて、文化的な活動がなされるのが特徴です。
祭り自体の珍しさもありますし、こうした活動の魅力もあって、大勢の人たちがこの祭りに参加す、もしくは見学しようとお寺にやってきます。

このように、西江寺は他のお寺とは少し異なるカラーを持つところです。
お祭りもユニークなものがいくつもあって、定期的に楽しめるのがうれしいところです。
地元からも愛されるお寺ですが、こうした行事があるため、遠方からも参加者が訪れるお寺となっています。