箕面市・勝尾寺

奈良時代にまでさかのぼる歴史を持つ古刹

0faa54b8b62c5a9ee281eb0051b73795_s箕面市に位置する勝尾寺は、奈良時代の終わりに、この地で草庵を持ち、そこで仏修行をしていた兄弟の活動が始まりだとされています。
それは、神亀4年のことだとされていますから、1,400年近い歴史を持っていて、大変な古刹だと言えます。

平安時代になると、山岳信仰が盛んになったという背景もあって、このお寺への評価が高まり、一般の人だけでなく、貴族などの参拝も増え、重要なお寺として認識されるようになりました。
天皇自らがこのお寺を訪れるという記録も残っていて、朝廷とも深い関わりを持っていた由緒正しいお寺なのです。

その当時立っていた建物は、度重なる戦乱によって失われてしまいました。
しかし、その度に、このお寺を重要視する一般の人や、有力者によって再建がなされ、現在まで常に人々の生活を支える場所となってきました。

勝尾寺ならではの縁起を大事にする人が多い

時の天皇自らが、「勝」という語を持つ寺の名前を付したという経緯もあり、歴史を通じて、勝ちにつながり縁起を求める人が、参詣を欠かさずにいました。
現在でも、スポーツ選手を始め、受験生や仕事で大事なプロジェクトを任されている人など、勝ちを願う人々がそのご利益に預かるために、参拝に訪れます。

こうした祈願に応えるべく、勝尾寺では「勝ちダルマ」を提供しています。
このダルマを持ち、お寺で祈願を捧げることで、人生の様々なシーンで勝ちを収めることができると信じる人は多く、わざわざ遠方から参詣に来る人の姿も見えます。

また、2月には、就職や受験に向かう若者たちに向けて、就職並びに合格祈願を行っています。
長い歴史を通じて存在してきた、勝ちの気運を、大事な時期を送る若者に分け与えるというお寺の思いがあり、毎年多くの人がこの祈願のために参拝に来ます。

心奪われる美しい境内を見学に来る人も多い

勝尾寺は、その縁起や祈願だけでなく、美しい境内の様子も魅力の一つです。
紅葉シーズンには、真っ赤に燃えるような紅葉の様と、建物の朱の様子がマッチして、日本独特の美しい景色が現れます。

また、春の時期には桜が華やかにその存在感を表し、明るい雰囲気を醸し出してくれます。
この時期には、さくら祭りも開催されて、大勢の人で賑わうのが楽しいところです。
ウバ桜やぼたん桜など、いろいろな種類の桜が植えられていますので、開花時期が異なり、長い期間花見を楽しめるのも、この勝尾寺ならではの楽しみです。

このように、勝尾寺にはたくさんの魅力があり、誰でも楽しめるのが良いところです。
お茶処など、ゆっくりできる施設もありますので、時間をしっかりと取って満喫していくのが良いでしょう。