大東市・慈眼寺

行基によって開かれたお寺

慈眼寺は、大阪府大東市にあるお寺で、西暦750年頃に行基によって開かれました。
実に1,300年近い歴史を持っていて、伝統あるお寺の一つです。
戦乱の被害にしばしば遭ってしまい、一時はお寺が全焼してしまうという目にも遭いました。

しかし、地元の人々の篤い信仰によって、再建が果たされ現在まで人々の心のよりどころとして重要な役割を果たしています。
また、いくつもの貴重な文化財を収蔵していて、文化的な価値をもつお寺としても有名です。

周りは大東市の発展した市街地となっていますが、境内はひなびた雰囲気が残っていて、落ち着ける空間となっています。
そのため、地元の人々が散策をしたり、のんびりした時間を過ごしたりしていて、市民の憩いの場となっているのも特徴と言えるでしょう。

ユニークな行事やお祭りを定期的に行っている

慈眼寺では、定期的に様々な行事やお祭りを開催していて、常にたくさんの人々が訪れます。
たとえば、毎月14日は江口の君命日ということで、女性のための行事が開催されます。
体を健康に保つため、また子どもを授かるためのお灸がなされるということもあって、子授かりを願う女性たちの参加が多くなっています。

また、般若心経の会も毎月定期的に開催されています。
この会では、写経や読経を始め、住職による講話などもあって、心安らぐ時間を提供するとともに、仏教の教えを説く貴重な機会ともなっています。

さらに、月の14日には、骨董市が開かれ、多くの人が何か掘り出し物はないかと、品々を見定めにやってきます。
毎月行われるものですが、その時々で出品されるものが異なるため、毎回新鮮味があって楽しい市となっています。
こうした骨董品を見るために、遠方からわざわざ来る人もいますし、地元の人で一つの習慣として品々を見るのを楽しみにしている人もいます。

地元に密着した活動を行い人々から愛されている

慈眼寺は、長い歴史を持つお寺ですが、地元に密着した活動を常に行って、いつでも人々に愛される存在となってきました。
年末の除夜の鐘つきでは、先着順で鐘つきのための整理券を渡し、地元に住む人たちが一年間の思いを込めて除夜の鐘を打てるようにしています。

また、7月のお盆の時期には、通常の行事とともに、子どもたちを対象とした相撲大会を行ったり、みんなが参加できる盆踊りを企画したりしています。
こうして、地域住民の交流の場ともなっていて、人々の距離を縮めるのに役立っています。

昔からお寺は、信仰の対象というだけでなく、地域において実際的な役割を果たしてきましたが、この慈眼寺も良い例で、人々に深く愛され崇敬の念を持たれてきたお寺となっています。