大阪市・一心寺

緑豊かな美しい境内が広がる一心寺

一心寺は、大阪市天王寺区に位置していて、浄土宗のお寺です。
このお寺は、天王寺公園の隣にあるということもあり、境内は緑が豊かで、とてもきれいな景色を見せてくれます。
とても落ち着く環境となっていますので、この地域に住む人が散策やジョギングをしたり、静かな時間を過ごすために来たりします。

このお寺ができたのは、文治元年、西暦1185年とされていて、法然上人によって開かれました。
後に、後白河法皇が訪れたこともあり、由緒正しいお寺として時代を通じて大事にされてきました。

また、徳川家康との結びつきも強く、大阪城の攻略の祭には、この一心寺に本陣を置いて指揮を執ったことが分かっています。
その後も、有力な大名や武将の加護を受けると同時に、庶民から親しまれ身近な存在として、人々の心に平安を与え続けてきました。

見所がたくさんある境内

参拝を行うだけでなく、様々な美しいものが見られるのもお寺の魅力の一つです。
その点、この一心寺は境内にいろいろな見所があって、見る者を楽しませてくれますし、飽きることのない景色を四季折々見せてくれます。

たとえば、メインの門の一つとなっている仁王門は、入り口の両脇に躍動的な姿をした仁王が立っていて、入ってくる人たちを見下ろす形になっています。
とても写実的な造りの像で、思わず見入ってしまう魅力があります。

境内の中に入って行くと、おばけ灯籠という大きな灯籠を目にすることができます。
ユニークな作りになっていますので、他の灯籠との違いを楽しむことができ、境内のワンポイントとなっています。

有名人のお墓があることでも有名なお寺

一心寺には、広い境内の中にたくさんのお墓を有していますが、有名人のお墓があることでも有名です。
八代目団十郎を始めとして、本多忠朝や小西來山といった人たちのお墓があります。
こうした有名人のプロフィールとともに、お墓を紹介するパンフレットが用意されていますので、実際にそのお墓を訪れて生前の活動について思いを馳せることができます。

また、こちらには酒封じの力を持つとされる墓があることから、断酒祈願を行っています。
お寺で断酒祈願を受け付けている他、そのお墓に断酒をする印として、しゃもじを供えることもでき、それぞれの決意を表すものとなっています。

一心寺は、納骨の寺としても有名で、宗派に関係なく納骨をすることができます。
10年毎に開眼をして、その供養に努めています。

このように、積極的に様々な活動を行い、人々の立場に立った奉仕をしているのが一心寺の特徴と言えます。
他のお寺にはない、ユニークな試みもありますので、多くの人がその魅力に惹かれ、参拝や見学に訪れます。