大阪市・難波神社

難波神社の由来

大阪市の中心部にある難波神社は、仁徳天皇を偲んで建てられた神社です
同じく大阪府の中百舌鳥に仁徳天皇の古墳があることはよく知られています。
難波神社のはじまりは現在の河内松原に作られていました。
その後943年に天王寺区の上本町に遷座しました。
159年には豊臣秀吉が大阪城を築城する祭、今の大阪市中央区に遷座することになりました。

観光客にも人気のある心斎橋の駅から歩いて3分ぐらいの場所にある神社ですが、昭和20年に起きた空襲によって全焼していました。
約40年後に今の難波神社が再建されるようになりました。

様々な年間行事

難波神社では一年を通して様々な行事が行われています。
2月の節分に行われるのが、玉の緒祭りが行われます。
別名で鎮魂祭りといわれています。

このお祭りの特徴は魂を意味する玉を5色の紐で結び魂を統一して落ち着かせるという意味があります。
無病息災を祈る玉の緒もあり、毎年1000円で御祈祷してもらうことができます。
その時には新しい玉を新たにもう一つ付けくわえて持つことができます。

6月8日には菖蒲神事が行われます。
難波神社の御神紋が花菖蒲なため、境内にはたくさんの花菖蒲が育てられているのが特徴です。
境内にきれいに咲いた花菖蒲を御神前にお供えをするという行事です。

二人の巫女さんが花菖蒲の花を借りとる様子の舞を披露してくれます。
菖蒲神事は一般の人でも自由見ることができるお祭りです。

7月21日22日に行われるのが、氷室祭りです。
今暑いときには氷を使うことは当たり前になっています。
しかし冷凍庫がない時代に、氷はとても貴重な物でした。
天然ものしかなく暑さをしのぐためにとても希少価値が高いものとして天皇家など限られた人しか得ることができないものでした。

御祭神の仁徳天皇の御代のある夏、兄が狩をしているときに氷を貯蔵することが出来る氷室を見つけました。
その氷を天皇に献上したところ大変喜ばれ、氷室の技術を広められたといわれています。

お祭りの当日は製氷会社から氷の支柱が奉納されます。
夕方にはかち割り氷が参拝客に配られ、氷を食べると夏負けしない体になるといわれています。

御神木の特徴

難波神社には御神木と呼ばれている楠の大樹があります。
樹齢400年以上といわれ、幹3.2メートル、高さ12メートルあるといわれています。
難波神社の御神木は、大阪市指定保存樹の第一号として認定されています。

何百年もの間あらゆる状況に耐えながらも生き続けている大樹には、特別なパワーがあります。
難波神社は特に他の神社に比べて大阪の中心部に存在しています。
その中で長年生き続けている大樹を感じることができることはとても貴重なことです。
これからも難波神社のシンボルとして、根強く成長し続けるでしょう。