泉佐野市・犬鳴山七宝瀧寺

犬鳴山七宝瀧寺の由来

大阪府と和歌山県の県境に近い場所にあるのが、犬鳴山七宝瀧寺です。
大阪とは思えないほど自然に囲まれた神社であり、ハイキングコースになる程、道中には時間がかかります。
最寄りのバス停から降り、歩いて25分以上かかります。

犬鳴山七宝瀧寺は真言宗犬鳴派の寺院で犬鳴山という山号で知られています。
この犬鳴山という名前の由来には、一つ物語があります。

それは紀州の猟師が山中の中で鹿を狙うために弓矢を引こうとしていました。
すると狩りのお供をしていた愛犬が突然泣き叫びました。
あまりの泣き叫びに驚いた鹿は、その場から逃げてしまいました。

鹿がいなくなっても泣き叫んでいる愛犬に怒りを覚えた猟師は、犬の首を切りつけてしまいます。
瀕死の状態の愛犬がそのあとにとった行動が、猟師に迫っていた大蛇にかみついたのでした。
鹿を狙っていた猟師は初めてその時に自分が大蛇に狙われていたことを愛犬が教えてくれていたことに気づきます。

しかし大蛇と共倒れになってしまった愛犬に対し、自分の命を救ってくれた愛犬を供養するためそのまま七宝瀧寺の僧侶となりました。
その話を聞いた天皇はその話に感動をし、山号を犬鳴山と改めよといわれました。
犬鳴山七宝瀧寺には七つの瀧があり平安時代に起きた大干ばつが起きたときに雨ごいをしたことで雨が降ったということを知った淳和天皇が七宝瀧寺と名付けたといわれています。

修行道の一日体験

犬鳴山七宝瀧寺には7つの滝があり、そのうちの一つは仏教に功績を残している弘法大師などが修行を行った場所として知られています。
霊力がある御瀧として全国から禊ぎに訪れる人が年中途切れることがありません。
真冬の時期でも多くの修行者が訪れている瀧がある寺院として有名です。

何も作法を知らずして入瀧することは禁じられており、犬鳴山入瀧作法伝授を受けた人に限っています。
初心者の人は、七宝瀧寺修験先達の御指導が毎月第三日曜日に行われているので事前予約をすることで一日体験が可能です。
もしくは会得講習会を受講することで瀧修行を受けることができます。

本尊と七福神

犬鳴山七宝瀧寺は、倶利伽羅大竜不動明王が本尊として祀られています。
倶利伽羅不動を本尊とする寺院は国内でも例がないというほど珍しいです。

本尊の木造立像の倶利伽羅不動の剣には龍がまきついている姿からもらい運があるといわれています。
運もらい不動といわれ、運勢向上や願いが叶う守護神として崇められています。

またもう一つの特徴として七福神の布袋様が祀られています。
毎年11月の第一日曜日には南海線の七福神の社寺があつまり、多くの参拝者が訪れます。
犬鳴山七宝瀧寺は神仏習合色がみられる珍しい寺院です。