大阪市・安倍晴明神社

なぞに包まれている誕生

陰陽師で知られる安倍晴明神社は大阪市阿倍野区の住宅街の中にある神社です。
安倍晴明の誕生に関しては、大阪説、讃岐説、茨城説があります。
その中でも様々な過去の文献から考えて、大阪説が最も有力といわれています。
安倍晴明の父親に当たる安倍保名が大阪市阿倍野区阿倍野の出身だからといわれています。

安倍保名は、お参りの帰りに狩り追われていた白狐をかくまってあげました。
その白狐は女の人となり安倍保名の前に再び訪れ葛乃葉と名乗り結婚をして晴明神社の近くでくらしていました。
その後子供が授かり生まれたのが安倍晴明といわれています。

昔から白狐は霊力を持つ動物として知られており、その白狐を母親に持つ晴明は少年時代から不思議な力を持っていたといわれています。
人には見えない鬼の姿が見えたり、鳥の話す言葉が分かったり、竜宮城に行ったことがあるという逸話が残っています。
そんな不思議な力を持つ晴明は、京都で占いや魔術の勉強をして陰陽師として注目されるようになりました。

陰陽師の役割

陰陽師とは大きく分けて二つの力を持つといわれています。
一つ目が中国の伝統である陰陽五行説によって、天体を観察して暦をつくるという働きです。
そしてもう一つが式盤を使用して吉凶を占うという方法です。
どちらもすぐられた能力を持っていた安倍晴明は天才陰陽師といわれ、政治や生命などあらゆる部分で大きな影響をもたらしたといわれています。

陰陽師には様々な伝説があることは数多くの文献からわかっています。
最も有名とされているのが、一条天皇が病に苦しんでいるときに晴明が禊を行うと一条天皇の病が一気に回復したといわれています。

そのほかにも干ばつが続いたときに、生命が雨ごいを行ったことで雨が降ってきたなどいろんな言い伝えがあります。
一条天皇の信頼を受けた晴明は、陰陽師としての名声も手に入れることになります。

災難除けの神様

安倍晴明神社には晴明が生まれたときに飲んでいたとされる産湯がくみ上げられ得ていた井戸の跡があります。
また神社の中には鎮み石があり鎮めるという意味から安産の祈る石とされています。
そのため最近では安産祈願に訪れる人もいます。

そして何より災難除けに神様として多くの人が拝みに来られます。
それは大戦中に焼夷弾が落ちにもかかわらず不発だったことから災難除けの神として信仰されるようになりました。
安倍晴明神社には晴明のシンボルともいえる星の形をしている晴明桔梗があしらわれた様々なお守りがあります。

人生の様々な災難を乗り越えたいと感じている人には、参拝後にお守りを持ち続けると御利益があるでしょう。
パワースポットとしても多くの人が訪れる場所となっています。